『ついに再開!』フランスのワーキングホリデー

フランスのワーキングホリデー

私はワーキングホリデービザでフランス レンヌで1年間(2023年3月~2024年2月)生活をしました。なかなか知られていないレンヌの魅力や生活についてこれからご紹介していきます!

まずは、フランスのワーキングホリデービザについて紹介します。

ワーキングホリデービザとは

まず初めに、ワーキングホリデービザとは何かお話しします。

ワーキングホリデービザとは、18〜30歳(国によって年齢制限が異なります)の年齢の日本国民が、日本と協定を結んでいる外国に1年間(国によって滞在期間は変わります)滞在することを許可し、その間に就学、仕事、観光などさまざまなアクティビティーをすることが許されているとても魅力的で自由度の高いビザです。

日本の若者が異文化交流や相互理解を促進できるようにと生まれたものなんだよ!

学生ビザとは?

学生ビザは就学を目的としたビザで、語学学校や大学などからビザを発行してもらわないといけません。また基本的に就労を認められていません。(国にによっては週20時間程度までなら就労できる場所もあります)学校のプログラムに沿って生活します。

学生ビザと比較するとワーキングホリデービザの方が自分でどのように過ごしたいかが決めやすいです。その一方でしっかり計画や目的を立てないと何もせずに時間だけが過ぎるので、やりたい事、達成したい事、観光したい場所などざっくりで構わないので計画書を作っておくことをお勧めします。

フランスのワーキングホリデー

フランスのワーキングホリデービザはコロナの影響で3年間ほど停止していましたが、2022年11月に再開されました!フランスのワーキングホリデービザは、18〜31歳まで申請でき1年間滞在できます。

そもそもワーキングホリデービザの申請なんて一人で出来るものなの?

フランスのワーキングホリデービザの申請は一人で行うことが可能です!必要書類は大使館サイトからダウンロードできますし、他の書類はどっちにしろ自分で用意しなければならないので、留学サポート会社などを頼ってもそこまで助けてくれません。それなのに高いお金を払わなければならないので、あまりお勧めしません。

このサイトで一人で準備できるように紹介しますので安心してください。
⚠️あくまでも私の方法を紹介するので、これが絶対正解というわけではありません。

全てこの記事にまとめると長くなるので今回は、申請動機作文滞在中の計画書および履歴書健康診断書海外保険について紹介します。
続きはこちらから、残りの長期ビザ申請書の書き方、宣誓書の書き方などと大使館での書類の提出の流れなどを紹介します。

⬇️必要書類はフランス大使館のサイトに載っていますのでご覧ください。

https://jp.ambafrance.org/article6252#t-d620

それでは詳しく紹介していきます。

申請動機作文

申請動機作文で一番大切なことは、ワーキングホリデービザについてよく理解しているかどうかです。何かというと、この申請書に語学勉強を第一に頑張りたいとか、仕事をバリバリしたいのように書いてはダメだということです。なぜなら、語学を勉強したいなら、学生ビザを取得すべき、仕事をしたいなら、就労ビザを取得すべきと判断され、ワーキングホリデービザには通りません。

ではワーキングホリデービザとは、その国の文化や交流を通して相互理解を深めることが第一の目的です。なので重要なのが、「どうしてワーキングホリデービザでないといけないのか」をはっきり明確に書くことです。

また注意が必要なのは、滞在一年を超えてフランスで生活を続けたいとか、永住したいとかは書いてはいけません。なぜなら、このビザの目的は一年経ったら日本に帰ることが前提だからです。日本としては、今後の日本をより良くするために外国で学んだことを伝えてほしい、という願いがあるからです。なので、必ず最後には日本に帰ったらやりたいことなどを書くようにしましょう。

書くべきポイント
  • その国の文化、食、歴史などを学ぶため
  • 上記を実現させるために、必要な資金を現地で働いて稼ぐ
  • 一年後に日本に帰る意思を書くこと、帰ってから実現したいことなどを書く

必要なポイントはこの3点です!これを軸に文章を作成します。

💡記入例

① 書き出し
まず、なぜフランスを選ぶのか、フランスに興味を持った理由を書きます。
(例)
・昔テレビでフランスの特集をやっているのを見て街並みや生活様式などに興味を惹かれたため、実際に自分の目で見て肌で感じたいと思った
・大学で第二言語をフランス語とし勉強していて、その中でフランスの歴史、言語の面白さを追求したいと思った
などです。

②ビザ申請の理由
次に申請理由を書きます。
(例)
・時間をかけて文化を学びつつ、さまざまな場所を観光したい
・フランスの美しい街並みや観光を通して、現地の人と交流したい
などです。

③本文
①、②と関連づけながら、具体的に行きたい場所、働きたい仕事、やりたい事などを書いていきます。ここで忘れてはいけないのは、滞在中の計画書と合っているかです。矛盾が生じないようにしましょう。
(例)
・〇〇を観光するのに必要な滞在費を確保するためにアルバイトをする
・日本での経験を活かして〇〇の仕事をしたい
・語学学校を終えた後、日本語を学びたいフランス人と言語交換をしたい
などです。

④まとめ
最後に帰国後の予定を書きます。
(例)
・帰国した後は、〇〇分野で私が学んだことを日本に広めたい

このような感じで書いていけば、大体の確率で問題なく通ると思います。行間がとても狭いので、段落が変わる時には一行空けて書くと見やすくなりますよ。

申請動機作文は英語もしくはフランス語で書かなければならないので、ネイティブの人に添削してもらうChat GPTを使うと文章の添削をしてくれるので参考になると思います!

滞在中の計画書および履歴書

計画書と履歴書はフリーフォーマットなので見やすく作りましょう。

🗒計画書

滞在中の計画書と聞くと一体何を書いたら良いんだろう?って不安になると思います。でもそんなに難しく考えなくても大丈夫です!あくまでも計画書なので絶対その通り行動しないといけないわけではないですし、誰かに滞在中にチェックされることもありません(笑)

ポイントとしては
  • 申請動機作文と内容が合っているか
  • あまりにも不自然な計画書になっていないか

この2点に注意しましょう。私は2ヶ月単位で計画書を作りました。毎月書けるなら毎月でも良いですが細かくなりすぎだし、3ヶ月単位だと少しざっくりしすぎな気がします。

💡記入例

Plan de séjour pendant le visa vacances travail

Mars 2023
・Arriver à Paris
・Faire le tour de Paris pendant quelques jours
・Aller à 〇〇(都市名) pour le séjour
(パリにずっと滞在する場合はそのままパリでやることを書くと良いと思います。私はパリではなく地方に行く予定だったのでこのように書きました。)

Avril-Mai 2023
・Visiter 〇〇(場所の名前)
・Aller à 〇〇(都市名)pour faire le tour de la ville

Juin-Juillet 2023
・Commencer à chercher un travail
・Aller à Paris pour assister à la fête Nationale
・Voyager dans la région 〇〇 pour découvrir l’histoire

Août-Septembre 2023
・Voyager à 〇〇(都市名)
・Faire des activités pour 〇〇(活動する理由)

Octobre-Novembre 2023
・Déménager à 〇〇(都市名)
・Voyager en 〇〇(都市名)

Décembre 2023-Janvier 2024
・Aller au marché de Noël à Strasbourg
・Célébrer l’épiphanie

Février 2024
・Commencer à préparer mon retour au Japon
・Partir pour le Japon 〇〇(最後に具体的な日付を入れると帰る意思がより伝わると思います)

私は大体このような感じで書き何も問題なく通りました。
⚠️ずっと仕事をするような予定にすると却下される可能性があるので、観光や訪れたい場所を入れ、それプラス仕事くらいに書くようにしましょう。

また不自然にならないように、フランスの年間のイベントを調べて自分の興味があることを入れると良いと思います。学校に行く場合は、学校に行く期間を入れましょう。

🗒履歴書

自分の名前、住所・連絡先、学歴、職歴、資格、言語を書きます。履歴書によくある志望動機は職探しではないので書く必要はありません。

💡記入例

名前(大文字)
〇〇〇〇

住所、連絡先 〈Contact〉
Adresse:
Numéro de téléphone:
E-mail:

職歴 〈Expérience〉
働き始めてから今現在の仕事を書きましょう。また、そこでどのような事をしていたのかを簡単に書きましょう。
Avril 20〇〇〜Mars 20〇〇 〇〇(会社名)
 〇〇(事務職、販売員など)
 〇〇(仕事内容)
  :
  :

学歴 〈Formation〉
大学以降の学歴を書けば大丈夫です。
Avril 20〇〇〜Mars 20〇〇 〇〇(学校名)〇〇(専攻)

言語 〈Langues〉
日本語を含めた英語、フランス語のレベルがどのくらいか書きます。
Français:Niveau B1(indépendant, avancé)
Anglais:Débutant
Japonais:Langue maternelle

資格 〈Compétences〉
Diplôme de 〇〇
Permis de conduire
Delf B1

他のサイトでは、職歴や学歴は新しい順で書くようにと書いてありますが、私は古い順に書いても何も言われなかったので順番は重要ではないと思います。

履歴書に専門職の場合は書いてはならないと他のサイトに書いてありました。理由は、専門職の経歴のある人はワーキングホリデービザに通りずらいからということ。私はずっとパティシエで働いてきましたが自分の履歴書に嘘をつく方が危険だと思い、今までの経歴をそのまま素直に書きました。その結果、何の問題もなく、何の指摘もされずに通りました。なぜなら審査する人が履歴書を見て、その会社に連絡をし実際働いていたかなどの確認を取る可能性がないとは言い切れないからです。もしそこで嘘だとわかればそこで即終了なので、嘘をつかず素直に書きましょう

私の感覚としては、たとえ経歴が専門職だとしても、志望動機作文や計画書で「仕事をするためにフランスに行きます」と書かない限り問題なく通ると思います。何より自分の経歴なので誇りを持ちましょう!

健康診断書

健康診断書について、大使館のホームページを見てもただ「申請者が健康であると明記されていること」としか書いておらずいまいち何をすれば良いのかわかりません。わかるのは、1ヶ月以内に医師が作成したもの、英文・和文どちらでも良いことです。

なので解釈として検査項目は自由で医師に健康な状態であると書いてもらえれば良いということです。

私は東京に住んでいますが郊外なので、近所になかなかワーキングホリデービザの申請のために健康診断書を作成してもらえそうなところがなく、とりあえず風邪の時などに行ったことがある小さな病院に電話で聞いてみました。そこで言われたのは、健康診断書を作るためにまず詳しく健康診断をしなければ作れない(尿検査、心電図など)と言われました。(そもそもそこで詳しく健康診断をやったことがないのも理由にあります)私はそうですよね〜って笑ってもう諦めようとしたら看護士さんがちょっと待ってくださいと言ったのでしばらく待っていたら、なんと海外留学のための健康診断書などを作成しているクリニックを教えてくれたのです!その看護士さんはとても優しく親身になっていろいろお医者さんに聞いてくれたみたいです。最後には、フランスに行けるなんて良いね〜って他の看護士と話してたのよ、頑張ってくださいねって言ってくれて本当に感動しました。

私の話はここまでにして(笑)、本題に入ります。そのクリニックの名前は、日比谷クリニックです。山手線有楽町駅から降りて2分くらいのところにあります。調べるとすぐ、海外留学用の健康診断書作成可能と書いてあるのでこちらに電話して予約を取ればOKです。電話の際に、大学などに行く方には規定の項目があるのか、規定の項目はありますか?と聞かれたので特にない、ただ健康であると書いてもらえればいいということを伝えたら、うーん、という反応だったので、視力検査、聴力検査などですかね〜って言ったらじゃあそんな感じで軽い身体検査をしましょうと言ってくれて無事予約を取れました。

私がやった検査は、身長・体重の検査、聴力検査、視力検査、お医者さんに聴診器を当ててもらい簡単な質疑応答で終わりました。後は診断書を作成するのに最大1週間かかりますとお会計の時に言われました。お値段は、8000円。これだけなのに8000円もするのか〜と思いましたが仕方ないですね。ここは、英文で診断書を作成してくれるので英文の診断書を受け取れます。

私はこんな感じで作成しましたが他にもいろいろクリニックはあると思うので、まずは近所の病院に電話で聞いてみてくださいね。

海外保険

海外保険は、保険内容、値段をいくつかの保険会社を比較して自分のあったものを見つけましょう!
⚠️安すぎる保険は、内容が全然ない、もしくは後から追加で払わないといけないなどの問題があるので節約したいからといってそういうものは選ばないようにしましょう。

日本の保険会社は保険内容は手厚い分料金は高めです。しかし困ったときに、日本語で連絡が取れるなどの利点があるので安心です。私がモントリオールに留学した際に使った保険会社は、AIG損保 海外旅行保険です。
こちらはさまざまなプランがあり、自分がつけたい保険内容と金額に合わせて選ぶことができます。何よりも、24時間365日日本語で対応可能なので安心ですね!
しかし、保険会社加入証明書は英文もしくはフランス語必須なので、英訳、仏訳を作ってもらう必要があるかも知れません。

今回私はワーキングホリデービザでフランスに来るために入った海外保険は、Chapkaというフランスの保険会社です。フランスの保険会社なので日本語は選べません。しかしこちらは、ワーキングホリデー向けの保険があり、滞在に必要な保険は一通り含まれているのと、荷物紛失(盗難や空港での紛失など)が起こった場合も保険適用されるのでこちらを選びました。また、コロナの場合も保険適用されます。一年で637€(約10万円)で最短3ヶ月から選べます。AIG損保さんで見積もりをしてみたら、一年でヨーロッパは約25万円なので、やはり海外の保険会社の方が断然安いですね。フランス語、もしくは英語ができる方はこちらをお勧めします。

申請書類チェックリストに、海外保険は原本とコピーが必要と書いてありますが、こちらのChapkaに加盟した場合はPDFで送られてくるので原本は受け取れません。しかしそのPDFを印刷して提出しましたが問題なく受け取ってもらえました。

まとめ

今回はビザ申請のための一番大きな部分について紹介しました。この4点が作成できれば残りはそこまで大変ではないので頑張りましょう!では続きはこちらから

運営者プロフィール
Yuki

ブログ初心者/ #フランス レンヌ #パティシエ
【海外在住の経歴】▶︎カナダ モントリオール(2019年10月〜2020年6月)で約6ヶ月語学学校に通いながらフランス語を勉強▶︎その後日本でDelf B1 取得▶︎2022年7月〜10月ビザなしでフランスへ▶︎2023年 3月からフランスのワーホリ取得が叶いフランスへ、2ヶ月間パティスリーで働き、6ヶ月間小さなカフェでパティシエとして働く ◎海外生活で役立つ情報 ◎フランス語の勉強 ◎旅行 ◎グルメ・お菓子 ◎フランス人の彼と2年くらいの付き合い

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