私はワーキングホリデービザでフランス レンヌで1年間(2023年3月~2024年2月)生活をしました。なかなか知られていないレンヌの魅力や生活についてこれからご紹介していきます!
今回は、現地の人が行くフランスのスーパーマーケットをご紹介します!
フランスのスーパーの種類
フランスのスーパーと言ったら、モノプリは知っているな〜
フランスに旅行に行ったことがある方やフランスに詳しい方は、モノプリは知っている方も多いと思います!
まずモノプリ(Monoprix)とは、フランス全土に700店舗を超えるスーパーの一つでパリには至る所にあります。食品だけでなく、洋服や日用雑貨も豊富にあるので日本のイオンのような感じでとても便利です。
私はレンヌに住んでいたので、ここで少しパリとレンヌのスーパーの種類の違いを載せます。
このように地域によって主要なスーパーがそれぞれ違うので面白いですね!
このサイトでは、レンヌで私がよく使っていた、Super U のスーパーをご紹介します。
Super U
Super U とは、Système U(Hyper U、Super U、U Expressなど)というグループの中の店舗でフランスのスーパーランキングで常に上位5位以内には必ず入る大きなスーパーのグループです。
会社のグループ名 システム ユ(Système U)という名前なので同じグループのスーパーには全て U が付きいろいろな U があって面白いです。
レンヌにはこのスーパーがたくさんあり、現地の人もよく通っています。
店内の様子
まず店内に入ると、証明写真を取る機械や少しだけガチャガチャが置いてあります。
こうやってみると、本当に日本のガチャガチャはすごいな〜と感じますね(笑)奥に進むと、ゲートがあるのでそこを通ります。買い物カゴを使いたい場合は、そこで取らないと店内には置いてないので注意してください。ただフランスでは、自分の持っているショッピング袋に直接入れながら買い物をしても問題ないのでカゴを取らなかったからといって焦る必要はありません!
果物類
一番最初に目に入るのがフルーツ類です。大体多くのスーパーは手前にフルーツが置いてあることが多いです。
季節によって置いてあるフルーツは大きく違います。日本はほぼ全てのフルーツがパッケージングされていますが、海外では個々に並べられているのが多いです。
私は、ネクタリンというフルーツをフランスで初めて食べとてもハマりました。ぜひネクタリンの季節になったら食べてみてください。
一箱2ユーロで売られているお得セットもあり、私はよく買っていました。最近日本でも見かける、オレンジ生搾り機械も置かれています。
個々のフルーツや野菜を買う際は、このような紙袋かビニール袋が置いてあるから使おう!
フランスはプラスチックは環境に良くないと考える人が多いから、紙袋を使う方がより現地に馴染むよ。
パン
フランスパンやクロワッサンなどちょっとしたパン屋さんのようなパンやお菓子が売られています。大きいスーパーなどではお店の中で作られ直で売っています。
この写真を撮った時は2月だったのですが、ガレット・デ・ロワもまだ販売していました。ショーケースに入っているパティスリーはたまにキャラクターケーキも売られており見るだけで楽しいです。
野菜類
野菜類は季節によって置いてあるものが多少違います。しかし、白菜やもやしも置いてあることがありとてもありがたかったです。日本にはあまり置いてない、ズッキーニ、アーティーチョーク、黒い大根など変わった野菜も見ることができるので面白いです。
人参は、砂がついたままの状態と綺麗に洗われた状態の2種類が置いてあるの。フランス人曰く、砂がついた状態の人参の方が長持ちするみたい!なので長持ちさせたい方は砂のついている状態の人参を買いましょう。食べる時はしっかり洗ってくださいね。
ナスも日本と比べるとだいぶ大きいです。玉ねぎやじゃがいもの種類も豊富で、アーモンドやナッツ類もたくさん置いてあります。私は、Fenouil (フヌイユ) と呼ばれる野菜を初めてみました。日本語だと、ウイキョウという名前で呼ばれ、スープ、魚や肉の香り付けなどに使われるハーブの一種だそうです。
現地ならではの野菜を買って色々食べてみると面白いので挑戦してみてください!
じゃがいもを買う時、日本と大きく違うのは、どのような調理方法かによってじゃがいもが分けられている事なんだ。例えば、蒸すのか、焼くのか、煮るのか、それぞれの調理方法に合わせてじゃがいもを買うとより美味しく食べられるという事みたい!
じゃがいもが主食としてよく食べられるからこのように分けて販売されているのかもしれないね。
BIOの野菜
BIO野菜のコーナーです。フランスは環境への配慮を考える方が多いので、BIOコーナーは必ずあり、BIO専門のお店も多くあります。
他の野菜と比べて高いですが、買っていく人は多いです。
量り売りの大麦、豆類、ナッツ類など全てBIOの商品です。日本にはこのようなものは無いのでさすがフランスって感じです(笑)
また豆で特にお勧めなのが、レンズ豆です。フランス語で Lentille (ランティーユ)と言います。フランスではベジタリアンが多くいるので、肉魚を食べなくても豊富なタンパク質を摂れると人気です。また、鉄分もとても豊富で貧血の人にもお勧めです。特に独特な味をするわけでもないので、幅広い料理に使えます。
魚介類
日本の魚売り場のようにフランスのスーパーにも魚が売られています。魚売り場はフランス語で、La Poissonnerie と言います。
何の魚が売られているのかは分かりませんが、種類は豊富です。パッケージされている切り身類は、やはりサーモン、白味魚が中心です。お寿司も売られています。この横には、タピオカも販売されていました(笑)
肉製品
加工肉、牛肉などが売られています。肉売り場はフランス語で、Le Boucherie と言います。
なぜだか分かりませんが、こういったスーパーには大抵ほぼ牛肉しか売られていなく、ひき肉でも牛肉のひき肉のみ。たまに、ステーキ用の豚肉が売られている程度です。鶏肉は、ささみか丸ごと買うかみたいな感じです。
日本には肉でも、薄切りの豚バラ、合い挽き肉のひき肉などとても豊富な種類が売られているので、とても不便に感じました。もっと大きいスーパーに行くともっと種類はありますが、大きいスーパーは少し遠いのでそこまでして買わなくても良いかなって感じでした。
ハムの種類はとても豊富ですが、日本のハムのような小さいタイプは売られていません。日本ではあまり見ない、鶏肉のハムもありました。私は、豚肉が食べたくなった時はいつもハムを買って食べていました(笑)
乳製品 その他の冷蔵・冷凍商品
牛乳、バター、チーズやその他の冷蔵・冷凍ものです。日本では牛乳は必ず冷蔵で販売されているのが、フランスでは常温で販売されているので最初見た時は驚きました。
牛乳の製造基準は日本とフランスで少し違い、フランスではUHTと記載されているものは常温で販売できるみたい。保存期間も90日と長くなってるのは、この方法だから出来ることみたい。
またブルターニュ地方では有塩バターが多く生産され、パッケージにブルターニュ製造のバターと書かれ分けられているほどです。日本の有塩バターは有塩だとしても塩の塊を感じることはありませんが、このブルターニュで製造された有塩バターは、塩の塊を直に感じ、バターを食べているのか、塩を食べているのかわからなくなるほどです(笑)
チーズの種類はさすがチーズ大国というだけ普通のスーパーにもたくさんの種類があります。ラクレット専用のチーズ、カマンベール、ブリーチーズなどなど数えられないほどたくさんです。
タルトに使えるパイ生地もいろんな種類があります。ピザ、サラダ、ヨーグルト、ジュースも種類が豊富です。
冷凍商品は、フライドポテトなどのじゃがいも加工品を中心に、冷凍野菜(ほうれん草、玉ねぎなど)も販売されています。その点ではそこまで日本と変わらないですね。
もちろんアイス、冷凍ケーキ、冷凍フルーツも売られています。
パン、菓子パン、調味料などその他商品
ここからは一気に紹介していきます。
日本と同じように食パンのようなものもありますが、全く同じではありません。どちらかというと、サンドウィッチに使うようなパンに似ているかなと思います。フランス人曰く、食パンはパンではないらしいです、、、(笑)
お菓子の種類もとても豊富ですね。りんごのコンポートやシリアルなどもあります。
紅茶やお茶、コーヒー豆もたくさん売られています。KUSMI TEAはフランスでとても有名で多くのお店があります。
フランス人のイメージで、朝クロワッサンにブラックコーヒーを飲むというのが思い浮かぶ人も多いかもしれないね。でもお茶を飲む人もたくさんいて、街中にはお茶専門のお店もたくさんあるんだ!
スーパーに売られているマドレーヌやクッキーはお土産に最適で旅行に来た人たちはよく買っていくみたい!
可愛い缶に入ったものも売られているからおすすめよ。
お菓子を作れる材料も豊富です。また、粉の種類も豊富で、フランスの粉はT45、T55、T65の3種類、蕎麦粉など細かく分かれています。
フランスでよく食べられるガレットを家庭でも作る方が多いからこのように普通にスーパーでも蕎麦粉が売られています。
パスタやパスタに使えるソース類、缶詰め類もとても豊富です。
少しですが、普通のスーパーにもアジアン食材が売られていました。
Sardines à l’huile(サルディーヌ ア ルイユ)とは、鰯の缶詰で英語だとオイルサーディンと呼ばれとても有名なんだ。オイルにはレモン風味であったり、イタリアンのものであったり本当にたくさんの種類があるからぜひ試してみてね!
さすがワインの国フランス、こんなにたくさんのワインが売られています。ビール類はそんなに多くは売られていませんでしたが、日本のキリンは販売されていました。
私は全然お酒を飲めないのですが、唯一美味しく飲めるお酒がありました。それはシードルです。シードルはノルマンディー地方で多く製造されており、りんごの博物館もあります。りんごからシードルのお酒が作られるようになった歴史を学ぶことができます。面白いので是非行ってみてください。試飲もできますよ!
オレンジジュースやリンゴジュースなどの飲料もたくさん売られています。
水は6本でパッケージされていることが多く、1本、2本だけ欲しい場合は袋を破いてとって構いません。日本では考えられませんが、みんな思いっきり破いて取っていっているので安心してください(笑)
日用雑貨
日用雑貨もとてもたくさん売られています。ノートやペンはもちろんフライパンや食器類もあります。ネジなどのちょっとした工具、掃除用品も売られていてとても便利です。
フランスは日本に次いで世界で2番目に漫画を読む人が多い国と知られ、至る所に漫画が売られているんだ。何よりも驚くのが、日本とフランスはとても遠いところに位置しているのにも関わらず、日本で話題の漫画がリアルタイムでフランスでも販売されていること。
それだけ日本の漫画を多くの人が読んでいるということにいつも驚かされるよ。
好きな漫画でフランス語を勉強するという方法もあり、日本語で内容がわかっているので内容を掴みやすいです。自分の好きな巻を買って楽しみながら勉強もできるので一石二鳥です!
衛生用品やシャンプーなどもたくさんあり、どれを買えば良いかわからなくなりますね(笑)有名なのは、Marseille(マルセイユ)石鹸です。香りもたくさんあるので色々試してみるのも楽しいですよ。
スーパーで売られているシャンプーなどを使ってみた時、日本にいる時よりも髪の毛がすごく抜けるという方は結構いるみたい。実際に私もそうでした。そもそもフランスの水は硬水なので頭皮にあまり良くなく、日本と同じような感覚で洗っていると尋常じゃないほど髪が抜ける場合も。そういう方は、薬局に売っているシャンプーを使うと良いですよ。薬局に行くと、薬剤師さんが悩みに合わせて良いシャンプーを教えてくれます!
日本では電子レンジを使う際、ラップをしてから温めるのが普通だよね。でもそれをフランス人の前でやるととても驚かれるよ(笑)
何故かというとフランスのラップは、ラップをしたまま電子レンジで温めると有害な物質が発生するらしい。
中には、電子レンジOKなラップも売られているみたいだけど、日本では普通なことが逆に危険な行為ということがあるからお互いびっくりするね!
犬猫などのペット用品もたくさん売られています。フランスでは、柴犬や秋田犬を見ることが多いので、見つけた時は和みます(笑)
お会計
さて買うものが揃ったらお会計です。このようにベルトコンベアになっているので、選んだものを全てここに置きます。すると店員さんがバーコードを通し、どんどん流していきます。日本のようにもう一度カゴに入れるということがなく、レジを通ったらどんどん自分が持っているショッピング袋に入れていかないと後が詰まるので頑張りましょう。フルーツや野菜を自分で紙袋に入れた場合はバーコードが付いてないので、お店によっては自分で測ってバーコードを貼ってからレジに行かないと怒られる時もあります(笑)
もちろんセルフレジもあります。
お店によっては、大きなリュックを背負っている人に中を見せて、と言ってくる場合があるけどびっくりしなくて大丈夫!フランスでは普通なことで、買い物袋以外に大きいバックを持っていると万引きしていないかを確認しているだけなの。それだけセキュリティーがしっかりしているということね。
まとめ
今回は、私が実際によく行っていたスーパーについてご紹介しました。スーパーだけでも日本と違うところがたくさんあるので、現地に行って実際に買い物をするということだけでも多くの発見があって楽しいですよ!観光で短い滞在時間だとしても現地のスーパーに行くことをお勧めします。
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