私はワーキングホリデービザでフランス レンヌで1年間(2023年3月~2024年2月)生活をしました。なかなか知られていないレンヌの魅力や生活についてこれからご紹介していきます!
今回は、フランスの革命記念日「Le 14 Juillet」を見てきたので紹介したいと思います!
フランスの革命記念日とは
フランスの革命記念日を簡単に言うと、「1789年7月14日に王政制度からの解放、民主主義の始まりの日」ということでそれを祝って毎年シャンゼリゼ通りでパレードが行われたり、花火が上がったりするんだよ!
少し詳しく書くと、
1789年までルイ王族、当時はルイ16世がフランス全土を統治していました。王室は貴族に対して多くの利益を与える一方、平民である国民には何の利益もない偏った政治を行っており、平民たちはただただ飢餓が増えていくばかりでした。また王族は、投獄したい時に投獄したい人を投獄するという何とも理不尽なことを繰り返していました。
不公平な政治に今まで我慢していた平民たちの怒りは頂点に達し、ついに1789年7月14日の朝人々は武器を取り、王族の古い城砦だったバスティーユ監獄に攻め入り王族を陥落させました。
この瞬間、王政制度が終わり民主主義が始まったのです。フランス人は自由のために戦い、それを勝ち取ったことを祝って、1880年から正式に法律で祝日と定められ毎年のように、パレードやパーティーが行われ花火が上がるようになったのです。
何ともドラマティックな歴史がありますよね!フランスの国旗の色が意味する、「自由・平等・友愛」はこういう歴史と深く関わっていることがわかりますね。
また、自由のために戦う精神は今でも根強く残っていて、それが今のストライキです。だからフランスでは頻繁にストライキが行われます(笑)
フランス軍 圧巻の行進
フランス軍によるイベントは、行進だけでなく軍の飛行機や戦闘車も見ることができます。開始時間は、10時から約2時間イベントが行われます。
私が行ったときは、10時になってもなかなか始まらず、結局20分近く待って始まりました。遅れた分終わりも長引くのかと思ったら、終わりは12時ぴったりに終わりました。フランス時間ですね(笑)
始まりの合図
始まる前には、続々とさまざまな軍人たちがシャンゼリゼ通りに集まってグループごとに練習しているところを見ることができます。
軍人たちの勇ましい掛け声や統一された動きを練習しているところを間近で見ることができます。また、テレビ中継をしているところも見ることが出来るので面白いですよ。
10時になると今か今かと多くの人がざわめき始めます。
始まりの合図は、大統領が間もなく到着するという放送が流れ音楽が流れ始めます。
この放送が流れた直後から、軍人たちが一気に張り詰めた雰囲気に変わり、一切動かずに大統領の到着を待ちます。
大統領到着
しばらくすると、騎馬隊の行進、警護のバイクに続いて、戦車に乗った大統領を見ることができます。戦車に乗っているのであっという間に通り過ぎてしまいますが、間近で見ることができるので感動しました。
写真ではどこにいるかわからないですね(笑)
フランス軍 圧巻の行進
大統領が到着すると軍の行進が始まります。今まで待機してたそれぞれのグループが綺麗に統制された行進をしていきます。
行進と共に、飛行機のショーも始まります。見る場所によって、飛行機が頭上を通るので迫力を感じます。
私が一番感動したのは、フランスの国旗の煙幕を引いて飛行機が頭上を通り過ぎていったところです。
しばらくすると、次はヘリコプターのショーが始まります。ヘリコプターを下から見上げることがあまりないので面白かったです。
行進の中には、警察犬も一緒に行進する部隊が現れとても可愛らしかったです。
1時間ちょっと経つと、行進部隊に変わり軍の戦車が通っていきます。普段見ることがないので迫力がありました。
行進の終わりは騎馬隊が最後に通り終わりです。
終わりの合図も特になく、突然多くの人が移動を始めるので、ああ終わったんだとわかりました(笑)
トータル1時間45分くらいの行進でした。
参加方法
私はパリに住んでいないので、前日にヴェルサイユのAirBnbに泊まりました。朝早く行かないといい場所で見ることができないので、朝5時に起き、6時の電車で向かいました。
泊まったAirBnbから見た朝焼けです。朝焼けが綺麗でした。
この日は革命記念日で行進などが行われる為、シャンゼリゼ通り周辺のメトロやバスは動かないので駅から歩きます。
シャンゼリゼ通りの近くに着いたのは、7時15分くらいでこれでいい場所で見られると思っていたら、警察にここの道は予約してる人だけだから、予約してないなら違う場所に行け、と言われたのです。そもそも予約の情報をネットで探しても一切情報がなく全く知らなかったので驚きました。何人かは予約書を見せて通って行っていたので予約できるようですが、情報が全くないのでどうやって予約をすればいいのかは残念ながらわかりません(泣)
仕方ないので遠回りをしてひたすら人の流れについて歩いていくと、また警察が待ち構えていて、多くの人がその前で待機していました。またここでも入れないのかと、げんなりしました。何でここで待機しなければならないのか、いつになったら入れるのかなど一切わからなかったので、とても長かったです。8時になった時についにバリケードが解放され、警察が一人一人荷物検査を行い流れに沿ってついていきます。
次に、女性は左側、男性は右側に並んでと指示があり、再度荷物検査、金属探知機などの身体検査が行われ、やっと中に入ることができました。私が中に入れた時にはすでに人が多くいて最前列から3列目で見ることができました。
おすすめの場所はコンコルド広場方面に近い場所です。なぜなら行進の最前列は大体この辺りから始まるからです。凱旋門側だと全部の部隊は見ることができません。
赤丸の赤矢印が私が実際に見た場所で、左側に凱旋門があり、コンコルド広場に向かって行進が行われます。黄色枠は、予約席で入ることはできません。コンコルド広場のところには会場が設営され、そこで大統領がこの行進を見ます。
行進が始まると後ろの人や隣の人が押してきたりするので場所を取られないように頑張ってください(笑)
まとめ
人混みの中わざわざ見に行かなくてもいいんじゃない?テレビで見られるし。と思う方もいると思いますが、やはりテレビで見るのと間近で見るのとでは迫力が全く違いますし、その場の雰囲気も味わうことができます。フランス革命記念日は世界的にも有名なイベントなので今回見ることができてとてもいい経験になりました!ぜひ参加することをお勧めします。
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