カナダ〜モントリオールの留学(空港、お金等編)〜

モントリオール留学 観光

これから、少しずつモントリオールの留学体験談をご紹介していきます!私自身、2019年10月〜2020年6月まで語学学校に通いながら、約9ヶ月間過ごしました。

だいぶコロナも落ち着いてきて、これから留学を考えている方やモントリオールについて調べたいけどなかなか情報がないな〜って思っている方への参考になればと思います!

今回は、モントリオールとはどんな都市か、空港、お金などみなさんが一番知りたいと思うことをご紹介していきます。

モントリオールとは

モントリオールとは、カナダ東部のケベック州に位置する最大の都市です。言語は、英語、フランス語を現地の人は話し、生まれながらにしてバイリンガル、という言語を学ぶ側としてはとても羨ましい環境ですね(笑)(現地の人でもあまり勉強をしなかった人は、モノリンガルらしいですが…←失礼ですね(笑))

ですので、交通機関のアナウンスは、フランス語で流れますし、商品の説明文は必ずフランス語と英語で書かれています。

また、アメリカのニューヨークも近く、飛行機で1時間30分くらいで行けるので旅行も行きやすいですよ。

でも、カナダなのにどうしてフランス語を話すの?

こう思うのは当たり前です。私も最初は全く知りませんでした。ではここで少し、モントリオールの歴史についてご紹介します。

1535年にジャック・カルティエが最初のヨーロッパ人として現在のモントリオールに到達した[28]。その地はイロコイ族があり、Hochelaga英語版)と呼ばれていた。

その後1603年サミュエル・ド・シャンプランが訪れたのち、1641年ポール・ド・ショメディ・メゾンヌーヴ英語版)により家屋道路の建設に着手し、1642年よりフランス人入植が始まり、5月17日に、聖職者尼僧開拓者からなる一団がヴィル・マリー(マリアの街)の名で開拓地を設立した。1644年には北米で最初の病院が建てられた。

フランス領植民地(ヌーベルフランス)内で毛皮取引の中心地となり、またフランス人探検家たちの拠点として使われた。

1760年イギリス軍占領され。1763年にイギリス領植民地となった。

1832年に市に昇格し、1844年から1849年に掛けて英領カナダ州(Province of Canada)の首都となった。

引用元:Wikipedia

その後、ケベック州ではフランス語を守っていこうという動きがあり、現在まで受け継がれています。

また、1976年には夏季オリンピックが開催されたのもあり、ご存知の方もいらっしゃると思います!

こういう歴史からもモントリオールが『北米のパリ』と呼ばれるのも納得ですね。

カナダではフランス語を話す人のことを、Québécois(e)(ケベックワ(ズ))と呼びますが、たびたびフランスのフランス語と全然違うと言われます。しかし、Québécois(e)の話すフランス語は昔フランスで話されていたフランス語なんです!なので、むしろ彼らは文化を大切に守っているとも言えますね。

また、治安も良く、私自身は日本とさほど変わらないな〜と感じました。(もちろん荷物や貴重品はしっかり守ってください)しっかり気をつけていれば、全く問題なく過ごせるので安心してください!

出発、空港

私はある機関で語学留学の申し込みを一緒にしてもらい、手続き等も全てやってもらいました。また、行く直前には、忘れ物がないかなどのガイダンスがあり、準備万端で空港に行き、飛行機に乗りました。

私が利用した航空会社は、エア・カナダで東京からモントリオールまで直通でいきました。初めて一人で海外だったのと、乗り換えもしたことがなかったので少し高かったですが(片道14万くらい)迷わずこれを選びました。

それまでは、海外旅行は友達と韓国にしか行ったことがなく、全く未知のままドキドキで飛び立ちました。

東京 成田空港からモントリオール モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港までは、約13時間で着きます。13時間狭い空間で座ったままいるのは、本当に疲れました。また、機内食は3回出たのですが、緊張とストレスでほぼ食べられませんでした(泣)

映画を見たり、軽く寝たりを繰り返しているうちに、ついにモントリオール空港に到着しました。

まず初めに入国手続きをします。この時の私は、英語もフランス語も全く話せなかったので、税関にとてもビビっていました。が、なんとモントリオール空港は機械で入国の手続きができたのです!しかも、日本語も選択できたので一安心しました。機械の指示にそって入力事項を入力し無事終了です。

そして次の難関は、ビザの発行です。入国手続きが終わったら人が立っているので、旅行か滞在かを聞かれます。私の時は、書類を手に持っていたので何も聞かれず、immigration(移住)はあっち、と言われました。immigrationに行くと、順番待ちの紙を機械で発行し、呼ばれるまでひたすら待ちます。手続きに時間がかかるのと、人もたくさんいるので相当待ちます。(1時間近くまった気がします)

ついに私の番が来て、immigrationの職員さんに必要書類を渡します。まず最初に聞かれるのが、フランス語?英語?どっち話す?的なことを聞かれます。どっちも話せないですが、フランス語は全くわからないので、とりあえず英語で、と言いました。どっちも話せない側としてはこの質問は酷だな〜って毎回思います(笑)

私がすごいドキドキしているのとは裏腹に、職員さんは隣の職員さんと話しながら楽しそうに書類に目を通していたのを今でもよく覚えています(笑)日本では、お客さまが前にいたら職員同士で話してはいけない空気がありますが、やっぱり海外は違うな〜と初めてその時実感しました。そのまま待っていると、ビザの発行が終了し渡されました。職員さんが私に何か言っているのですが、その時全く理解できず、ジェスチャーで教えてくれました。それは、このビザを自分のパスポートにホッチキスで止めて、ということでした。ホッチキスは英語で、staplerフランス語で、agrafeuseというので万が一のためにも覚えておいて損はないと思います。

これでやっと空港から出られると思ったら、職員さんが私に、次はあっちで待ってて、と言いました。まだあるの〜と心の中で泣きそうになりましたが、行くしかないのでいきました。今度は、ケベック州でのimmigrationの手続きでした。他の都市はないみたいなのですが、ケベック州に語学留学で滞在する場合には手続きが必要らしいです。そこで問題が発生しました。

なにかというと、ケベック州に提出する必要書類を忘れたのです(恐)なぜ忘れたかというと、私は語学学校の申し込みを半年以上前にやっていて、その時にはこれは大事なやつだとわかっていたのですが、出発前には私の記憶から完全に消えていましたし、出発前ガイダンスの時にもその書類のことは一切話されませんでした。困っている私を見て職員さんがメールの画面でもいいよ、と言ってくれたので探したのですが半年以上も前のメールを見つけることができず途方に暮れました。

それで職員さんが私のメールアドレスを言ってたみたいなのですが全く聞き取れず、紙に書いてくれてやっと理解できました。今でも何を言ってたのかは定かではないのですが、多分ケベック州に後でいいから書類をメールで送って、と言っていたのだと思います。あまりに私が英語を理解できないので職員さんが私に「英語もフランス語も話せないなら生活できないよ、ここは日本じゃないから」的なことを言いました(号泣)なぜかそこのフレーズだけ理解できた自分も謎ですが、この言葉は一生忘れないと思います(笑)(結局その後どうしたらいいか他の人に聞いてもわからなかったので、何もせず9ヶ月無事に過ごしました)

問題はありましたが、なんとか無事に手続きが終わり、スーツケースを探しにいきました。相当時間がかかったので自分のものがあるか不安でした。そして、そこでも私は焦りました。そもそもスーツケースがどこにあるか全くわからなかったからです。めっちゃウロウロしても見つけることができず、近くにいた掃除のおばさんみたいな人に、私のスーツケースどこにあります?って聞いたら、知らないよ、そこに画面あるから自分で探して、と言われました。今考えると、他人のスーツケースなんてどこにあるかなんて聞かれてもそりゃこんな態度になりますよね(笑)画面を見ると、自分のフライト番号と航空会社の名前が書かれている横に、数字(もしくはローマ字)が書かれていたのでそこを目指して歩いていきやっと自分のスーツケースを回収できました。

本当に初めてで何もわからず一人で言葉も話せない状況で、わからないことだらけでしたがなんとか無事に入国できたのが奇跡でした。この経験のおかげで、空港の手続きやスーツケースの探し方はバッチリ覚えられました(笑)

海外に興味があるけどなかなか一人で行く勇気がない方に、言語がわからなくてもなんとかなると私は声を大にして言いたいです!今でもそうですが、外国語は一生かけても学びきれないし、ネイティブのように話せるまで相当時間がかかります。でも、言葉を理由に自分の夢をあきらめないでください。私も本当に最初はわかりませんでしたが、本気で勉強し学ぶ意欲さえあれば必ず理解できるようになりますし、話せるようになります。ぜひ私の経験を少しでも皆さんの参考になればと思います。

お金

続いては、お金です。多分これが皆さんが一番知りたいことなんじゃないかと思います。

私は、6ヶ月語学学校に通いその後3ヶ月フリーで過ごしました。

語学学校から生活費等全てまとめるとこんな感じです。

回数/期間金額
入学金1回¥13,100
語学学校25週¥523,150
空港送迎1回¥11,370
宿泊先手配料金1回¥17,500
ホームステイ料金5週¥92,000
航空券(行き)
航空券(帰り)
1回
1回
¥140,000
¥80,000
海外保険 AIG
ガードミー
6ヶ月
3ヶ月
¥157,200
¥15,750
携帯代 SIMカード1回¥6,000
携帯代 8GB 月々/9ヶ月¥7,500/¥67,500
生活費(家賃込み)9ヶ月¥560,000
合計¥1,684,000
2018年現在 10月 カナダドルレート 1ドル=87,41

私は語学学校や手続き等エージェントの方と全てやったので、諸々の手続きに結構お金を払ったと思います。もし、英語が得意とか、手続き等ご自身でできるという方は、自分で手続きをやった方が断然安く済むと思います!

海外保険

海外保険は、日本の会社の方が保証など豊富ですが、やはりその分お金は高いです。ですが、何か問題が起きた時などに日本語ですぐに連絡できるのはとても心強いです。最低限の保証だけでいいという方、もしくはお金を節約したい方は、カナダの保険会社に申し込んだ方が断然お得です。ガードミーはカナダの保険会社なので、ご興味ある方はご覧ください。しかし、カナダの保険会社はもちろん英語、もしくはフランス語で書かれているので自分でしっかり理解できるかどうかが重要ですね。また、万が一コロナにかかった場合の保証が受けられるかも必ず確認したほうがいいです!

携帯代

Simカードはカナダの携帯会社のSimカードを購入しました。私は日本にいるときに申し込みをし手元にある状態だったので、成田空港に着いた時にカナダのSimカードを入れました。なので、モントリオール空港に着いた時にすぐに使うことができました。もし、日本にいる時に先に渡航先のSimカードを持っている場合は、入れ替えをやってから飛行機に乗ると着いてからが楽ですし、安心なのでおすすめです!

携帯代に関しては私は現地の状況が全くわからなかったので、ギガ数が一番大きいものを選びました。しかし、実際現地についてみると、ホームステイ先、滞在先には必ずWifiがあったのでここまでのギガ数はいらないと思います。私の感覚では、4ギガあれば十分に暮らせます。私の友達は、2ギガでも全く問題ないと言っていました。また、日本に比べ街中にもWifiを使えるところが結構あるので、着いてから自分の状況にあわせてギガ数を上げ下げしてもいいですね。しかし、公共のWifiはいろんな人が使うので、セキュリティーは安全とは限らないのでご注意ください。

ホームステイ

ホームステイは、1か月だけの予定で申し込みその後は自力で探す前提で手続きしました。私が泊まったホームステイ先には、私を含め4人学生が住んでいて、カナダ人の男の子、フランス人の女の子、メキシコ人の女の子でした。食事は、朝、晩の2食付きで、昼食は自分で用意しました。ホームステイ先によって大きく違いますが、私のところは、個人でそれぞれ食べたい時に食べて方式でした。私としてはこの方法はとてもありがたかったです。なぜなら、緊張で全然ご飯が食べられず、また、英語もフランス語も話せないので、全員で集まってご飯方式だったら相当ストレスになったからです(笑)それでもやはりご飯の時は誰かしらと被ることが多々あり、しかも二人きりだととても気まずかったです。学校に行く前の朝ご飯の時にほぼ毎日メキシコ人の女の子と被って、その子自身は英語を学びにきていたので(私からしたらもう普通に話せるレベルの子)、英語で最初の頃は何回か話しかけてくれたのですが、私があまりに理解できないので、なんだこの人?的な顔で見られ、そのあとは一切話しかけてこなっかたです(笑)私自身はフランス語を学びに来ているのでそこで英語で話しかけられても英語が全くでてこなっかたです(泣)まあ仕方ないなと自分を慰めていました。

ホームステイ中に次に住む場所を探さないといけなかったので、着いてすぐ家探しを始めました。同じ語学学校の日本人に色々聞いてみたら、探す方法として、

①語学学校で探す

②Kijiji(キジジ)で探す

③コネを使う

と言われました。

①語学学校で探す

 学校によっても違うと思いますが、だいたい学校に掲示板があり、そこに住居情報が貼ってある場合があります。他の生徒さんが自分の住んでいる場所を掲示しているので、その人に直接連絡する、という流れです。別の方法としては、学校のカウンセラーや先生、生徒に聞きまくると何かしら情報が得られるらしいです。私の場合、自分のクラスには若い人があまりいなくだいたい30〜40代の方が多かったので、シェアハウス情報は全く得られず、また他のクラスにも知り合いがいなかったのでこの方法は無理だな、と最初から諦めていました(笑)

②Kijiji(キジジ)で探す

 このKijiji というのは、日本でいうジモティーみたいな感じのやつで、地元の人が使っているサイトになります。住居だけでなく、家具、家電、日用品などの売買や仕事の情報など様々あります。なのでここで、フランス語でcolocation(シェアハウス)と検索するとさまざまな部屋が出てきます。(サイトは英語かフランス語を選ぶことができます)家具付き(meublé)、Wifi、洗濯機(machine à laver)の有無、場所などそれぞれ条件が異なるのでよく確認し、ホストに連絡して契約の流れになります。

③コネを使う

①とだいたい同じですが、とりあえず誰かに聞きまくり、運が良ければ友達の友達とか、先生の知り合いとかから部屋が見つかるというケースがあるようです。これも私にとってはハードルが高かったので、すぐ諦めました(笑)

では、私はどのようにして部屋を探したのかをお話しします。

結論から言うと、上の方法は一切使ってません!(笑)じゃあなんで紹介したんだよって言われそうですが…

実は私は、HelloTalk という言語交換アプリをモントリオールに行く前から使用していて、その時に運がよくモントリオールに住んでいる男の子とやりとりを始めました。そして、本当にたまたまその子の家が外国人の受け入れをしているという奇跡のような巡り合いがありました。

最初はその子の家に泊まる気がなく、そもそもネットのメッセージしかやりとりをしていない人と実際に会うことに抵抗があり、モントリオールに行ってからも会う気はありませんでした。しかし、実際家探しをしてみると、全く見つからず2週間が経ち徐々に焦ってきました。部屋の空きがあるかどうかは時期によっても大きく変わるらしく、私が行った10月はほとんど家が無い状態でした。(これからどんどん寒くなるので、引越しをする人がいなくなるらしいです)

こうなったら仕方ないと思い、勇気を出してその子に連絡をし、家に滞在できるかどうかを聞きました。全然問題ないよ!という返事をもらって、後日待ち合わせをし、家を見せてもらいました。とても可愛らしいお家で私からしたら、ザ海外の家って感じでとても気に入りました!その子のお母さんも私が英語、フランス語を話せないのに優しく接してくれて即決しました!家賃も破格の値段で、月400ドルで、洗濯機の洗剤やトイレットペーパーなどの日用品も使って良い、と言ってくれてとても助かりました‼︎駅からは15分くらい徒歩でかかったのですが、慣れてしまえば全く問題なく過ごせました。また、雪の日にはバスもあるので、バスに乗って駅まで行くことができました。

こうやって見てみると、本当に運が良かったと思います(笑)

家探しは本当に苦労すると思いますが、あの手この手で色々探してみてください!万が一見つからない場合は、ホームステイを延長できるかどうかの確認を早めにしておいた方がいいと思います。

まとめ

今回は、モントリオールとはどういう都市か、空港やお金の話などを中心にご紹介しました!なかなかモントリオールの情報が出てこないと思うので、何か一つでも参考になればと思います。

まだまだ、これからモントリオール情報をご紹介していきますので、お楽しみにしてくださいね。

運営者プロフィール
Yuki

ブログ初心者/ #フランス レンヌ #パティシエ
【海外在住の経歴】▶︎カナダ モントリオール(2019年10月〜2020年6月)で約6ヶ月語学学校に通いながらフランス語を勉強▶︎その後日本でDelf B1 取得▶︎2022年7月〜10月ビザなしでフランスへ▶︎2023年 3月からフランスのワーホリ取得が叶いフランスへ、2ヶ月間パティスリーで働き、6ヶ月間小さなカフェでパティシエとして働く ◎海外生活で役立つ情報 ◎フランス語の勉強 ◎旅行 ◎グルメ・お菓子 ◎フランス人の彼と2年くらいの付き合い

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